ちょっと気になる話題から
最近、SNSやニュースでも「腸活」や「子どもの便秘」が話題になることが増えました。
東京新聞によると、小学生の約4人に1人が便秘傾向にあるというデータも出ていて、実は見逃されがちな「隠れ便秘」が多いとのこと。便秘は「回数」だけで判断されがちですが、実際には「便の量」や「形状」、「子ども本人の不快感」なども大切な要素です(朝日新聞EduA)。
ちょっとした体調のサインを見落とさず、家庭でできることを考えるようになりました。
腸活って?子どもにも関係あるの?
「腸活」とは、腸内環境を整える生活習慣のこと。便通の改善だけでなく、免疫力やメンタルにも影響すると言われています。
近年は腸内環境の発達が健康に大きく関わるとされていて、特に3歳ごろまでに腸内細菌の種類やバランスがある程度決まるとも言われています。まさに幼児期〜小学生低学年は「腸のゴールデンタイム」なんですね。
また、ストレスや食事の乱れ、朝の排便習慣の有無など、行動面も便秘の原因になると報告されています(朝日新聞Reライフ)。
なんでいま注目されてるの?
最近は、腸内環境と体調の関係が医療メディアや育児関連の記事で多く取り上げられ、子どもの便秘や腸内フローラの重要性に注目が集まっています。
特に「便秘=ただの一時的な不調」ではなく、「子どもの体や心のサイン」と捉える視点が広がっており、家庭でも“お腹の調子”に目を向けることが大切だと感じます。
うちではこんな感じ
うちの小1の息子、気づけば3日以上出ていないことも。
「今日は出た!」ってだけで、家族で拍手モノです(笑)
朝ごはんを抜いていたり、麦茶が足りなかったりと、生活習慣を見直してみると意外と改善のヒントが見つかります。
家族の反応もいろいろ
実は私自身も昔からお腹があまり強くなくて、体調や食生活で左右されやすいタイプなんです。最近では、子どもと一緒に「お腹にいいこと」を意識するようになってきました。
3歳の下の子も、「おなかにいいやつ〜!」とヨーグルトにきな粉をトッピングして、自分で選んで食べています。
「お腹を整えること」=「いいこと」って感覚を、自然に覚えてくれてるのは嬉しいですね。
SNSではこんな声が!

娘が便秘で悩んでたけど、毎朝ヨーグルトを食べるようにしたらいい感じです!

子どもが便秘気味なので、朝食にバナナと水を追加したら調子が良くなったよ。

うちの子、便秘がちだったけど、毎日決まった時間にトイレに行く習慣をつけたら改善したよ。

子どもの便秘対策に、夕食後に軽いストレッチを一緒に始めたら、効果があった。
日々の“ゆる管理”が意外と効果的なのかもしれません。
海外ではどう?
フィンランドでは、学校で腸内環境や排便の健康について学ぶ授業が取り入れられることもあるそうです(日本栄養士会 2023年4月)。
たとえば、小学校1〜2年生では「環境と自然」という教科の中で、自分の体について学ぶ時間があり、3〜4年生になると血液の流れや臓器の働き、健康的な生活習慣についても扱うようになります(VISIO No.52)。
また、ある支援学校の授業では「小腸はなぜ長い?」「大腸はなぜ水分を吸収するの?」といった問いかけを通して、腸の仕組みや便の通り道について学ぶ時間があったそうです。
こういった教育は、子ども自身が“お腹の中で何が起きているか”を理解し、「腸の健康って大切なんだ」と実感するきっかけになります。
難しい専門用語よりも、子ども自身が「どうして毎日うんちするの?」「なんで出ないと困るの?」と考える力を育てる内容になっていて、日本でも取り入れたい教育のひとつだと感じました。
うちでやってる“ゆる腸活”メニュー

メニュー内容 | ポイント |
---|---|
朝に白湯か麦茶を一口飲む | 寝起きのお腹にやさしく、排便のリズムを整える助けに |
納豆ごはんや味噌汁 | 発酵食品で腸内環境をサポート |
ヨーグルト+きな粉+バナナ | 善玉菌と食物繊維を同時にとれる、子どもも楽しめる組み合わせ |
蒸しさつまいも(おやつ代用) | 甘くて満足感あり、自然な食物繊維が豊富 |
もち麦入りごはん | 水溶性食物繊維が豊富で便秘改善にも効果的 |
“ゆるく・おいしく・続けやすく”をモットーにしています。もち麦入りごはん(最近試して意外と好評!)
“ゆるく・おいしく・続けやすく”をモットーにしています。
出典・参考情報
- 日本栄養士会「世界の栄養士から学ぶ(フィンランド編)」:https://www.dietitian.or.jp/features/toprunner/20230425.html
- VISIO No.52『フィンランドにおける子どもの健康に対するアプローチ理解』(高野美雪, 2021)
- 東京新聞「小学生の便秘 約24.5%」:https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/health/96468/
- 朝日新聞EduA「排便の回数だけじゃなく量も大切」:https://www.asahi.com/edua/article/15011659/
- 朝日新聞Reライフ「子どもの便秘、食事だけでなく行動も原因」:https://www.asahi.com/relife/article/14539128/
- PR TIMES「もち麦と便秘改善の関係」:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000117.000045708.html
結局どう思う?
子どもの“腸活”って、決して難しいことじゃなくて、
「ちょっとお腹どうかな?」と声をかけたり、「最近出てる?」って気にかけることから始まるのかもしれません。
家族で「出た!」を共有して笑える時間があるだけで、ちょっとした安心にもつながる気がします。
あなたの家庭では、腸の話ってしていますか?
もし「お腹痛い〜」の声が聞こえてきたら、今日の食事や生活リズムを、ちょっとだけ振り返ってみませんか?
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