ちょっと気になる話題から
まずは、こんな声から始まります。
「最近スシロー行ったら、お寿司が回ってなかった!」
そんな声をSNSやまわりの会話の中で聞いたことありませんか?それ、もしかしてスシローの“デジロー”かもしれません。
実は今、全国で導入が進んでいるのが“回らない寿司”。それが、スシローの「デジロー」という新しいシステムです。
画面の中で寿司が回り、注文はタッチパネル、届くのは直送レーン。
子どもたちの「また行きたい!」の声が止まらない、新時代の回転寿司です。
🖥️ デジローとは?
📺 映像で回るバーチャル寿司とは?
スシローが展開する「デジロー」は、正式には「デジタル スシロービジョン」。(※出典:スシロー公式 prtimes)
- 大型ディスプレイに寿司映像が流れる“バーチャル回転”
- 注文はすべてタッチパネルで操作
- 一定金額でゲーム演出(だっこずしゲーム)
“映像で回る寿司”に子どもたちは大興奮。お寿司が実際に回っているわけではありません。でも、大きな画面の演出によって、まるで本当に回っているかのような体験ができます。
ちなみに、デジロー導入店舗では従来の物理的な回転レーンは廃止されています。料理は、注文後に専用の直送レーン(オートウェイター)で直接テーブルに届く仕組みです。
その結果、衛生面の向上や迷惑行為の防止、さらにはフードロス削減といった効果も期待できます。つまり、「回転しない寿司屋の次世代スタイル」として注目されているのです。
さらに2024年にはこの取り組みが評価され、「グッドデザイン賞」も受賞しています。
📈 なぜ今注目されているの?
🔍 注目の理由と社会的背景
2025年6月時点で、デジロー導入店舗は全国97店(福井や秋田にも新規導入)【出典:マイナビニュース・福井新聞】。
- フードロス削減(残り物を回さない)
- 衛生面の向上(非接触)
- 注文ミスの削減・人手不足対応
これらの社会的背景とともに(東洋経済 外食産業DX特集 も参照)、
「子どもが夢中で触ってくれる」「注文がラク」
と、ファミリー層を中心に人気が急拡大しています。
そのため、導入店舗の一覧はスシロー公式サイトで確認することができます。
👨👩👧👦 デジローを子どもと体験してみた感想
🍣 家族で行ってみたらこうだった
週末に家族で訪れたスシロー。
「お寿司が映像で回ってる!」「タッチで選べるの楽しい!」とたいちゃん(小1)は大はしゃぎ。
とうくん(3歳)も、「お寿司をだっこする動物キャラが登場するゲーム」に夢中になっていました。スシローのキャラクター「だっこずし」は、寿司ネタを抱きしめるナゾの動物たちで、絵本やグッズ展開でも人気です(公式サイトはこちら)。
昔ながらのレーンがなくて少し寂しい気もしたけれど、
注文したお寿司がすぐにピカピカの状態で届くことに、親としてはとても安心できました。
そして、店員さんと関わらずにスムーズに食事が進んだことにも、時代の変化を実感しました。
💬 SNSの声(Xより)
📢 ユーザーのリアルな反応
実際にデジローを体験した人たちのリアルな声を、X(旧Twitter)からピックアップしてみました。
「え、これアニメじゃないの?って子どもが言ってた」
「昔の寿司屋とは別物。でも清潔で安心」
「デジロー=家族連れ向けテーマパーク」
「AI注文システム、音声対応してほしい」
🔍 他チェーンはどうしてる?
🧾 回転寿司チェーン比較表
※それぞれのチェーンごとの“回転寿司の今”をまとめた一覧です。
以下は、主要な回転寿司チェーン4社の最新システムや演出を比較した表です。各社の特徴や導入状況をまとめました。
チェーン名 | 回転レーンの有無 | 注文方法 | 特徴・演出内容 | 出典 |
---|---|---|---|---|
スシロー(デジロー) | ×(廃止) | 大型タッチディスプレイ | 映像演出、だっこずしゲーム、グッドデザイン賞受賞 | PR TIMES |
くら寿司 | ○(継続) | タッチパネル | ビッくらポン!、鮮度くん(抗菌カバー)、皿回収ポケット | くら寿司公式 |
はま寿司 | △(一部廃止) | タッチパネル | 271店舗でストレートレーン導入、食品ロス年1000トン削減、迷惑行為防止を目的に非回転化推進中 | 東洋経済 |
魚べい | ×(廃止) | タッチパネル | 高速直線レーン、回転なし、全席オールオーダー | 魚べい公式 |
最近の回転寿司は、“回らない”方向へ進化してきています。
スシローはその中でも「演出」「体験」の方向に特化して差別化を図っています。
🤔 デジロー、結局どう思う?
📝 筆者の感想とまとめ
「デジロー」は寿司を注文するだけじゃなく、“お寿司で遊べる”仕組み。
衛生的で合理的。それでいてエンタメ性もある。
たしかに昔の回転寿司が恋しくなる瞬間もあるけれど、
子どもたちが楽しそうに触れて、笑顔になるなら──
「こういうスタイルも、全然アリだよね」と感じました。
「回らない寿司ってどうなの?」と疑問に思っている方には、一度体験してみる価値はありそうです。
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